技巧紹介

木香美・服部では古来より受け継がれてきた日本のすばらしい技を
これからの未来へ伝え、残していきたいと考えております。
そのためにもどんどん建具や家具に生かしていきたいと考えています。

木香美・服部で使っている技巧を少しご紹介いたします。
やってみたい。次世代につなぎたいなど、興味のある方はお気軽にご連絡ください。

組子に使われる技術

三ツ組手

組子細工のベースとなる3ミリの厚みの桟に、クデと呼ばれる溝を刻み、正三角形に組み上げた地組の事をいいます。

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組子薄板用自動一面鉋盤で、3ミリの厚みに仕上げます。

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全自動NCラジアルソーにて、
三ツ組手のクデ切り加工を行います。

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組み上がった正三角形の中に、
様々な模様の組子細工を入れていきます。

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組子細工の模様を作る葉っぱ部分は
2~2.4mmの厚みで一列に並べて
専用の角度の鉋で手加工します。

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麻の葉模様になる葉っぱは
60度と120度の角度に加工されています。
 

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様々な模様や色の違う木材を使用することにより、とても美しい組子細工ができ上がります。

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障子に使われる技術

面取り組子

面を取った組子のことをいいます。面を取った組子をつかった障子を、面取り障子といいます。

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縦と横の桟に、それぞれ斜めに面を付けます。

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内子部分も、導突きノコギリで角度を付けます。

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面取りをすることにより柔らかい感じになります。

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加工に倍以上の時間がかかりますが、障子戸の仕上がりに高級感がでます。

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襖戸などに使われる技術

鎌ほぞ加工

襖戸などに用いられ、表具の張替え時に、桟を簡単にバラせるので便利です。

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最初入れるときは簡単に入りますが、叩き込むにつれてキツくなり、
最後にはピタッと吸いつくように密着してきれいに納まります。

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帯戸など、一度組んで鉋で段差をはらい、
もう一度バラしてカシュ塗りをかける建具には、この鎌ほぞ組が最適です。

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アンティークで落ち着いた雰囲気の和風帯戸になります。

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造作家具の製造技術

TVボード製作

欲しいと思うデザインとサイズで製作します。

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ウォールナットの突板をベースに、お客さまの用途に合わせて
大きさ・引出し・ボックスなどの配置を決めて製作します。

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真ん中の扉には、チェッカーガラスを入れました。
最後の仕上げにリボスのクリア塗装で深みのあるウォールナット色にしました。

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無垢材家具の製造技術

無垢テーブル製作

一枚板の美しいテーブルを製作します。

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ヒノキを加工して、テーブルの脚を製作します

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ほぞ組にして、しっかりと組み上げます。

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幕板を付けます。幕板とテーブルは
ビスで止めますが、接着剤は使用しません。

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綺麗に磨いた杉材のテーブル板に付けて完成です。
 

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建具の金具加工技術①

鎌錠の加工

建具にNCドア加工機で鎌錠の加工をしています。

建具の金具加工技術②

シリンダー錠付きドアレバーのBOX加工

昔は全て手掘りでしたが、NCドア加工機を使うことにより、短時間で正確な加工ができるようになりました。

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量産品の加工技術

ドア枠加工

ドア枠を納品するまでの流れをご紹介します。

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軸傾斜丸鋸盤で正寸にカットします。

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NCボーリングマシンで丁番のネジ穴加工します。

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NCドア加工機で、枠のラッチ受加工をします。
図面上の誤差は、0.5mmまでとなっています。

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仕上がったドア枠は、邸別に1セットずつ梱包して
発注先の会社へ納品します。